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2016/06/10

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丸岡から世界へ!福井県の女子フットサルチーム・丸岡RUCKレディースが抱く大志。「フットサルで心を一つにし、大きなことを成し遂げたい」

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2016年度から北信越地域(福井県、富山県、長野県、新潟県)で、6つの女子フットサルチームによる『北信越女子フットサルリーグ』がスタートしています。5月15日(日)には、氷見市ふれあいスポーツセンター(富山県) において、男子の『SuperSports XEBIO 北信越フットサルリーグ』と合同で全18チームによる開会式が行われました。

そのときの様子を参加チームのひとつである丸岡RUCKレディースの監督を務める田中悦博さんは、こう振り返ります。
「開会式では選手宣誓も男子と女子が一緒に行っていて華やかでした。また、開幕戦も男子と女子が同じ会場だったので、いい雰囲気のなかで臨むことができましたね。選手たちも楽しんでいたようです。北信越女子フットサルリーグが誕生したことで、北信越地域のチームが切磋琢磨しながら強化することができます。この地域は若い選手が中心となってフットサルに取り組んでいることが多く、スピードと豊富な運動量が特徴です」

丸岡RUCKガールズは1991年から福井県を拠点に活動する女子のフットボールクラブです。幼稚園の年中から小学6年生までが活動し、2011年の『バーモントカップ第20回全日本少年フットサル大会』で、女子選手だけのチームとして初めて全国決勝大会の出場を果たしています 。
中学生以上のメンバーによる丸岡RUCKレディースは、『全日本女子フットサル選手権大会』で準優勝2回、『全日本女子ユース(U-15)フットサル大会』では3度優勝に輝き、今年2月の『第3回FUTSAL地域女子チャンピオンズリーグ supported by GAViC』でも日本一になっている強豪です。

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フットサルが盛んな福井県では、どの体育館でもボールが蹴ることができる!

そもそも福井県は古くからフットサルが盛んな地域です。田中監督はこう話します。
「福井県は、日照時間が短いことから天然芝のグラウンドが数多くありません。冬季になると屋外のグラウンドは、天候不良や霜などで一度濡れてしまうと乾くまでに時間がかかります。雪や雨が降っていなくてもグラウンドのコンディションが悪く使うことができないのです」

日本海に面した福井県の冬は厳しく、県内では10月の終わりから4月近くまでは屋外でボールを蹴ることができません。そのため県内の体育館でフットサルの使用を禁止しているところはなく、どこでもフットサルをプレーすることができます。
「いつも体育館で練習できるのはフットサルチームにとって大きなメリット。試合環境と同じフロア(床)を使えるのは選手にとって一番いいことです。人工芝の場合、芝の長さによってボールスピードが速くなったり遅くなったりしますが、フロアは当然いつでも同じコンディションに保たれているので正確なプレーが身につきます。特にセットプレーは練習の成果を発揮することができます」

丸岡RUCKレディースの選手たちは幼稚園の頃から続けている選手がほとんどです。幼い時期から体育館のフロアでしっかり練習ができるので、パス、トラップ、ドリブルなどのボールコントロールの基礎技術がしっかりと身につくのでしょう。

心の通じ合った幼馴染みの選手たちとともに世界に挑戦する!

「選手はほとんど全員が丸岡町の子どもです。小さな町ですが、日本で一番フットサルをしている女の子がいるんじゃないでしょうかね? みんな幼馴染みですので、お互いの考えや気持ち、性格が分かっています。だいたい6歳からボールを蹴り始めて、同じメンバーで12年くらいフットサルを続けています。だから年齢は若くてもフットサルの経験年数は長いんです」

丸岡RUCKレディースは、試合と同じ練習環境で身についた正確な技術、メンバー同士の“あうんの呼吸”、そして若い選手のスピードと運動量を武器に全国の舞台へ進出すると、日本代表選手も輩出するようになりました。
昨年度(2015年)はチームから2名が選ばれ『世界女子フットサルトーナメントグアテマラ2015』と『AFC女子フットサル選手権マレーシア2015』に送り出しました。またチームとしては、ポルトガルで開催された『第7回Women’s Futsal Nations Cup』に日本の代表として出場し、国際大会も経験しています。

「スペインの名門アトレティコ・マドリードも参加していたのですが、彼女たちはオンとオフの切り替えが上手でしたね。たとえば、大会期間中でも海に遊びに行ったりするんです。でも、試合になるとスイッチが入って凄いプレーを見せていました。一流選手のフットサルに対する取り組み方を目の当たりにしたことは大きな経験になったと思います」

大会ではフットサルの試合だけではなく、日本から持ってきた浴衣を海外の女子選手にプレゼントするなど文化の交流も果たすことができました。

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ポルトガルのビーチでアトレティコ・マドリードの選手たちと交流も。写真を撮ってくれているのは、アトレティコのキャプテンのファビ、ブラジル代表選手。

「チームが力をつけてきて、選手も日本代表に選出されると、それを見て育ってきた下の年代(小学生)の子どもたちも憧れて真似をするようになるんです。憧れの選手を目指し、目標を決めてがんばるようになります。ただ、憧れの選手といっても、姉妹でフットサルをやっている家庭が多いので友達のお姉さんとかなんですね。だから『私もああなりたいな』というよりも、もっと身近な存在なので『私も、ああなれるんだ!』とか『今度は私の番だ!』と思うみたいです」

丸岡RUCKガールズの小学生の選手たちは、この6月に『バーモントカップ第26回全日本少年フットサル大会』の福井県大会に参加していますが、丸岡RUCKレディースに所属する高校生や大学生が指導者としてベンチ入りするなど、ガールズとレディースが世代を越えて助け合いながら、賑やかに楽しくフットサルに取り組んでいるそうです。

代々伝わるガラクタ魂。心を一つにして大きなことを成し遂げたい。

最後に田中監督は、こんな話をしてくれました。
「うちのチームは、最初は男の子を相手に試合をしていました。男の子がボールをキープしているところに女の子が集団でボールを奪いにいく。そんなことから始まったんです。ひとりだけに任せるのではなく、次を予測してみんなでボールを奪う。そんなチームなんです。フットサルは5人しかいないので他人任せにすることができません。仲間を助けられる人間しかフットサルはできないんです。仲間のために走れる人、声を出せる人、自分のことだけではなく、チームのため、仲間のために考えることのできる人です」

チーム名のRUCKとは“ガラクタ”という意味です。
「ガラクタでも、心をひとつして がんばれば、どんな大きなことでも成し遂げられるのを証明しよう」
そんな思いが込められています。試合のときには真っ赤な生地に「ガラクタ魂」の文字が躍る横断幕が選手たちの背中を押しています。
「私たちは日本に女子フットサルの魅力と楽しさを伝えるために活動しています」と田中監督は言います。

女子フットサル界も、2015年にはアジア初の女子フットサル大会として『AFC女子フットサル選手権マレーシア2015』がマレーシア・クアラルンプールで行われ、その先には女子フットサルのワールドカップも見えてきました。
丸岡RUCKレディースの選手にも、日本代表、そして世界に通用するフットサルプレーヤーになるという目標がきっとあるでしょう。

「選手たちにはフットサルと出会ったことで、より人生を楽しいものにしてもらいたいんです」
田中監督からのエールを胸に抱き、丸岡RUCKレディースの選手たちは大きく羽ばたいていきます。

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関連リンク

>> 丸岡RUCKレディース 公式サイト