• ログイン
  • 新規ユーザー登録

2017/09/01

  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Google+

8月、墨田区に全天候型のインドア・フットサルコート『すみだフットサルアリーナ』が開場! 「地域の人たちをつなぐ施設に」「エンジョイ層もたくさん使ってほしい」。施設を運営するFリーグ・フウガドールすみだの試みとは?

2017年8月11日(金)、東京都墨田区に「すみだフットサルアリーナ」が開場しました。運営するのはFリーグのフウガドールすみだです。全天候型のインドア・フットサルコートとして、クラブの活動拠点としてだけではなく、地域住民がスポーツを楽しめる施設として、これから様々なイベントが企画されます。
j-futsalでは、オープン当日の11日に「すみだフットサルアリーナ」にて、フウガドールすみだの須賀雄大監督とキャプテンの諸江剣語選手に話を伺いました。

20170901_1

フットサルはインドアのスポーツである、というこだわり

「すみだフットサルアリーナ」は、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」、あるいはJR総武線、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」より徒歩10分程度の立地にあります。「すみだパークプレイス」の5階と最上階の6階が吹き抜けになった採光の高いフットサルコートです。
この日の午前中は、こけら落としとして、フウガドールすみだ クロコダイルズ(トップチーム)対フウガドールすみだバッファローズ(サテライトチーム)の公開トレーニングマッチが組まれ、午後にはフットサルクリニックが開催されました。その様子を2階部分の観覧スペースから見守りながら、須賀監督は「すみだフットサルアリーナ」への思いをこう話してくれました。

「フウガドールすみだは、フットサルコートを所有することをかねてから熱望していました。Fリーグで上位に定着する競技力をつけるため、そして地元との深い結びつきを強固なものにするには欠かせなかったのです。とはいえ、クラブの力だけで実現することは難しい状況でした。そんな折、我々の思いに地元企業からの共感を得ることができ、こうして自前のフットサルコートを開設するに至ったのです。」(須賀雄大監督)

そもそも「すみだフットサルアリーナ」の計画が立ち上がったときは、屋上にフットサルコートをつくる計画でした。しかし、フットサルとは室内の競技であり、インドアのフットサルコートであることが須賀監督にとって重要でした。

「インドアのフロア(床)にしかない魅力があるからです。トップレベルになればなるほど、パスの出し手であれば、相手ディフェンダーの位置を見ながらパスのスピードや質にこだわらなければなりません。受け手であれば、ポジショニングやトラップの質が重要になります。インドアであれば風など天候に左右されることもなく、ボールもイレギュラーしません。より緻密にトラップやパスの質、ポジショニングの質にこだわり、プレーに集中して取り組むことができます。要するにディテールにこだわったプレーを、このアリーナでは実現することができるのです。」(須賀雄大監督)

そして、インドアのフットサルコートとして「すみだフットサルアリーナ」のこだわりのもう一つが、弾性スポーツ床材を採用したことです。硬質な床材であれば、普段からトレーニングを重ねているフットサルの選手でも、年齢的に30歳を過ぎると足や腰に負担を感じることが多くなるといいます。それはトレーニングが不足がちなエンジョイ層のプレーヤーであればなおのこと。誰もが安心してボールを蹴ることに集中できるように、クッション性が高い床材にこだわったと須賀監督は教えてくれました。

20170901_2床はエンジョイ層も気軽に楽しめるようにクッション性の高い素材を使用している

子どもたちが「フットサル選手になりたい!」と胸を張って言える環境を

「すみだフットサルアリーナ」が完成したことで、今後、より充実した活動が期待されるのがフウガドールすみだの育成組織です。トップチームは、これまでも墨田区総合体育館などで練習をしてきましたが、育成組織は民間の屋外フットサルコートを使用する機会が多かったのです。今後はサテライトチームのバッファローズやユース年代のファルコンズをはじめ、育成年代のカテゴリーも充実した環境でトレーニングできることは明るいニュースだと須賀監督は言います。

「フウガドールすみだでは、ジュニア年代のエッグス(U-12)からジュニアユースのウィングス(U-15)にあがると、サッカーをプレーすることなくフットサル一本になります。そのときに『必ずフットサル選手になりたい!』という気持ちでフットサルの道に進む子もいれば、『サッカーでどこまで通用するのかを試しながら、将来的にフットサルにもチャレンジしたい!』という子もいます。どちらの選択肢も彼らに残してあげたいと思いますが、僕個人としては、『フットサル選手になりたい!』と、子どもたちが胸を張って言える環境を整えてあげたかった。このアリーナという場所、そしてホームタウンで開催されるFリーグの試合をみたときに『ここで自分もプレーがしたいんだ!』と胸を張り、誇りを持って言える環境づくりをしてあげたいと思っています。」(須賀雄大監督)

ホームタウンの人々をつなぐハブ施設としての役割

一方で、クラブの強化や育成だけではなく、フウガドールすみだが大切にしているものがあります。それは「フットサルをはじめとするスポーツを通じてホームタウンの墨田区を盛り上げていく」ということ。

「この施設は、フウガドールすみだが強くなるためだけに使うものではありません。フウガドールすみだがホームタウンのスポーツチームとして、みんながスポーツを身近に感じてもらえるきっかけとなる施設になってほしいと思っています。」(須賀雄大監督)

たとえば、平日のお昼には、地元の年配の方が『すみだフットサルアリーナ』に遊びに来てボールを使って体を動かしたり、また、建物の中には保育園も入っていますから、年配の方が来ているときに、保育園の子どもたちがコートで一緒に遊んだりもできます。普段の生活の中では、希薄になっている年配者と小さな子どもの結びつきですが、『すみだフットサルアリーナ』が地域の人々をつなぐハブのような施設になってほしい、と須賀監督は言います。

また、「すみだフットサルアリーナ」の店長でもある諸江剣語選手は「競技志向が強い施設のように感じられてしまうかもしれませんが、そうではありません。これから、いろいろなイベントやクリニックなどを企画していきます。エンジョイ層のプレーヤーにもたくさん使ってもらいたいです。」とコメントしました。

20170901_3

フウガドールすみだは「2028年までにアジアクラブ選手権で優勝する」という目標を掲げています。そのためには選手たちがトレーニングに集中できる施設の役割は大きく、須賀監督は「すみだフットサルアリーナの開設をひとつのポイントとして、ここからさらにクラブとしての成長を加速させたい」と意気込みを語ります。
フウガドールすみだは、より強く、地域の住民に愛される、魅力のあるフットサルクラブとして、Fリーグ、さらには世界の舞台で輝くための基盤を着実に築き始めています。