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2018/09/07

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元フットサル日本女子代表・森知美選手に聞く、 初心者が失敗しないフットサルシューズの選び方。

フットサルシューズは、プレーヤーにとって重要なアイテムです。競技志向のプレーヤーはこだわりたいアイテムですし、初心者にとってはどんなシューズを選べばよいのか頭を悩ませるのではないでしょうか。

今回j-futsalでは、GALLERY・2渋谷店(株式会社横浜黒川スポーツ)に訪問。スタッフでもあり、フットサル日本女子代表(2007,2010,2011)にも選出された経験がある森知美さんに「ビギナープレーヤー向けのフットサルシューズ選びのポイント」をテーマに話を伺いました。

現在、森さんは、VEEX TOKYO Ladies(ビークス トウキョウ レディース)に所属。ゴレイロとして関東女子フットサルリーグを舞台に活躍をつづけています。

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フットサル日本女子代表でプレーした経験もある森知美さんが色々とシューズ選びのコツを教えてくれた。

最初はインスピレーションを大事にしましょう!

ーーはじめに、フットサルシューズにはどのような種類があるのか教えてください。

「フットサルシューズは、大きく分けてインドア用シューズとターフコート用シューズの二種類があり、プレーをするピッチによって使い分けます。体育館では、インドア用シューズしか使うことができません。アウトドアの場合、人工芝は大きく分けてショートパイルとロングパイルがあるのですが、どちらの場合でも靴底はゴム製の細かいポイント(スタッドや突起のこと)のあるターフコート用のシューズを選ぶとよいでしょう。プレーヤーの好みによりますが、芝足の長いロングパイルでは靴底にしっかりとしたポイントのある方がグリップ力も高く滑りにくいようです。また、カーペットのような短いショートパイルではインドア用シューズを履かれている方もいますね。インドア用シューズはポイントがないので足裏のトラップがしやすいというメリットがあります。」

ーー自分のプレーする環境に合わせてインドア用かターフコート用を選べばいいわけですね。ところで、スポーツショップの棚には、どちらの種類のシューズも数多く並んでいます。ビギナーのプレーヤーは迷ってしまうと思いますが、どのような基準で選べばよいのでしょうか?

「まずは、『このシューズを履いてみたい!』という自身のインスピレーションで選んでいただければいいと思います。そして購入される前には、必ず試し履きをされることをおススメします。」

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店内のフットサルシューズは用途ごとにラベルで分けられていた。森さんが手にするのは靴底にデコボコのあるターフコート用。

試着するときはお店に遠慮せずに色々な動きを試しましょう!

ーーフットサルシューズを試し履きするときに注意したいポイントを教えてください。

「試し履きをするときは、プレーするときに履くソックスを持ってきていただけるのがベストです。お店でも試着用のソックスを全サイズ揃えていますので、気軽に声をかけていただければご用意できますが、いつも使っているソックスと厚さが異なればサイズ感が変わってしまいます。二枚重ねて履く方もいますし、最近では、五本指のものや、加圧などの機能性ソックスを履かれるプレーヤーも増えていますので、ソックスはできるだけ持参されるといいと思います。インソールについても同じことがいえます。機能性インソールであれば、どうしても厚みが出てしまうものもあります。それからサポーターをつける方もいれば、バンテージを巻く方もいらっしゃいます。面倒だとは思うのですが、実際に使う環境に合わせて試してみてくださいね。」

ーーシューズが足にフィットしている感覚は、どうやって確かめればよいでしょうか?

「靴紐は、プレーするときと同じようにしっかりと締めて、歩いたり、ジャンプしたりして確認してみましょう。座っているときと立っているときでは足の大きさも変わってくるからです。立っているときは体重がかかって足も大きくなりますので、座った状態で紐を緩めているときにちょうどよくても、実際にプレーしたときにはキツイと感じてしまうことがあるからです。お店に遠慮せずにいろいろな動きをして確かめてみてください。みなさんにそうやって選んでもらうようにしています。」

ーー森さんはゴレイロですが、ポジションによって適したシューズはあるのですか?

「フットサルシューズには、フィールドプレーヤー用、ゴレイロ用、といったポジションごとにわけて用意はされていません。ポジションによってシューズの形状が異なるということもありません。プレーヤー個人の好みやこだわりの違いだけだと思います。例えば、自分はゴレイロなので足を投げ出してボールをセーブすることがあります。そうすると、かかとが丸くなっているタイプの方が、足を出したときにフロアに突っかからないメリットがあるので好んで選びますね。」

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右のものより左のシューズの方が、踵の底の部分が丸くなっている。ゴレイロとして森さんが選ぶ際にこだわるポイントだ。

何より大切なのはフィット感。自分の足に合っていること

ーーフットサルシューズは、男性と女性によってモデルが違うのですか?

「いいえ、性別によるモデルの違いはありません。男女差というよりは、靴のサイズの問題になってくるかもしれません。女性で足が小さい方の場合、大人用のモデルではちょうどいいサイズがなく、ジュニア用を選ぶ方もいます。ジュニア用は大人用と比べるとスペックが劣ることもあり、一方の大人用はトップモデルになればなるほど、素材が足にピッタリとフィットして素足に近い感じでプレーできるモデルが多いです。とはいえ、その感覚を味わえるのもサイズがフィットしているからこそ。甲に隙間が空き過ぎていると、ボールを蹴ったときのインパクトもかなり変わります。つま先や横幅が空き過ぎていれば、シューズの中足がズレてしまいケガの原因にもなるし、シューズが痛む原因にもつながります。ですから、必ずしも値段が高いシューズを選べばいいわけではありません。大切なのはフィット感。自分の足にシューズが合っていることです。」

ーーサイズが合わないと靴ズレになって痛くてプレーを楽しめないこともあります。

「そうですね。靴ズレしないシューズを選ぶには、先ほども言いましたが、試し履きのとき、実際のプレーに近い動作をしてもらうことが一番です。踵(かかと)が靴ズレすることが多いのですが、踵の幅もシューズによって様々です。つま先や横幅はピッタリなのに踵だけ合わなくて靴ズレしてしまうこともあります。それから、くるぶしも靴ズレになることがあります。サイドのくるぶしの部分のカットもシューズによって深さがあるので気にしたほうがいいかもしれません。あるいはインナーの素材によって選ぶこともできます。クッション性のあるフカフカしたものであれば、くるぶしや踵が当たっても気にならないかもしれません。」

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上の方が下のシューズよりも踵の幅が広くなっている。自分の踵の形に合った幅を選ぶのがポイント。

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森さんが示している部分のカットの深さがシューズによって異なる。くるぶしに干渉すると靴ズレの原因になる。

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インナーの素材や厚み縁(へり)の処理の仕方もシューズによって異なる。自分の足にフィットしてズレないものを選びたい。

ーーそれでは、最後にj-futsalの読者にメッセージをお願いします。

「フットサルシューズを扱っているショップに行って、どんなシューズが自分に合うのかわからないときには、どんどんスタッフに質問するといいと思います。そして自分が納得できる一足を選んでください。私もショップスタッフとして、お客様には、そのようにして選んでもらっています。『こういうシューズはないの?』、『こういうモデルがいいんだけど……』と言っていただければ、いくらでもお付き合いしますよ。フットサルは足でボールを扱うスポーツなのでシューズ選びはとても大事です。楽しくプレーするためにもシューズは妥協しないで選んでくださいね。」