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COLUMN

フットサルはなぜおもしろいのか?「する(Do)」と「見る(Watch)」両面での魅力

 フットサルは老若男女、年齢問わずに楽しまれているスポーツだ。では多くの人がハマる魅力には一体どんなものがあるのだろうか。「する(Do)フットサル」、「見る(Watch)フットサル」という2つの視点から考えてみる。

 まずは「するフットサル」。例えば仲間とともに汗を流すこと自体に楽しみを感じる人もいれば、運動不足の解消としてプレーする人もいる。あるいはダイエット目的、あるいはトレーニングの一貫……。それぞれの人が、それぞれの理由で楽しんでいる。その中に一つ付け加えたいのは、「団体競技と個人競技、双方の側面がある」という点だ。プレーヤーはそれぞれ個人の技術を高め、それが結集させる形でゴールを目指していく。味方と意思疎通し、見事なパスワークからゴールを奪えば、ゴール後の喜びはひとしおだ。

 個人の技術として、まずは止める、蹴るという技術がある。止めるには、通常のインサイドでのトラップから、足の裏を駆使したフットサル独特のトラップなど、それ一つとっても様々なテクニックがある。蹴る技術も、インサイド、インステップ、アウトサイド、トゥーキックなど多様だ。それらの個人技術があった上で、味方との連係プレーを構築していく。

 連係とは、例えばパスを受けるためにフリーランニングをしてパスコースを作ること、あるいはゴールを奪うためにファーサイドへと走り、もしくはフェイクで敵の裏を取ってフリーの状況を作り出すこと、もしくは相手の動きを読んで先に動き出してボールを受けること、など味方との呼吸やタイミングが非常に重要になってくる。そしてそこを分かち合うことで、フットサルの楽しみを共有することができるのだ。

 続いて「見るフットサル」。こちらにもあらゆる視点がある。例えば、好きなチーム、選手に注目して応援するのが一つ。戦術やパターン、セットプレーなどに着目するのもいいし、個人の技術やテクニックに焦点を当てて見るのもおもしろい。ただ、最も分かりやすいのは、素早い攻守の切り替えからなるスピーディーな展開、そして多くのゴールシーンではないだろうか。

 決して大きくはないピッチ上で様々な事象が瞬時に起こり、選手たちはその出来事に次々に対応していく。現代フットサルで最も重要だとされている「判断と決断」の連続によって、トップレベルのゲームはよりスペクタクルなものとなっているのだ。玄人好みのテクニックや駆け引き、そして観戦初心者でも興奮できる分かりやすさ。Fリーグを頂点とする国内トップレベルのフットサルの試合は、観戦者のみならず一般のプレーヤーにとっても参考になるものばかりだ。

「するフットサル」と「見るフットサル」。いずれにも言えるのは、楽しみに満ち溢れたスペクタクルなスポーツだということだ。

 

文・写真=本田好伸